立教初の女子サッカーチーム設立。困難を乗り越え「挑戦」を続ける
コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科4年次 阿部 穂乃花さん
2019/10/29
立教生のキャンパスライフ
OVERVIEW
立教大学初の女子サッカーチームを立ち上げた阿部穂乃花さん。壁にぶつかりながらも諦めることなく前を向き、目標達成へと突き進む阿部さんの強い思いに迫った。
寄せ集めのメンバーで臨んだ初の練習試合
2017年10月に発足した立教大学女子サッカーチーム「DESAFIO」。チームを立ち上げたのは、現在主将を務める阿部穂乃花さんだ。「日本女子代表の鮫島彩選手のプレーに感動し、大学ではサッカーをやりたいと意気込んでいましたが、立教大学には女子サッカー部?サークルがなくて……。フットサルのサークルに所属したものの諦めきれず、他大学の女子サッカー部に入りました」
そこでサッカーの基礎やチームマネジメント法を一通り学ぶも、関東大学女子サッカーリーグのルール改定が行われ、2018年度から他大学所属の学生は試合に出られなくなった。「やはり立教大学に女子サッカーチームを作らなければ、試合には出られない。自分が行動しなければ、いつまでたっても環境は整わないままだと考えたのです」
そこでサッカーの基礎やチームマネジメント法を一通り学ぶも、関東大学女子サッカーリーグのルール改定が行われ、2018年度から他大学所属の学生は試合に出られなくなった。「やはり立教大学に女子サッカーチームを作らなければ、試合には出られない。自分が行動しなければ、いつまでたっても環境は整わないままだと考えたのです」
安松幹展監督(コミュニティ福祉学部教授)を囲んで
阿部さんの強い思いが実り、コミュニティ福祉学部の教員たちの協力も得て「DESAFIO」は未公認団体として誕生。手探りの活動の中で苦労は絶えなかったが、周囲に支えられながら一歩ずつ前に進んでいった。
「当初は備品がなかったため、各自が家から持ち寄ったボールで練習を行い、SNSで活動を発信してメンバーを集めました。スポーツウエルネス学科の友人やサッカー仲間など多くの人々が協力してくれたおかげで、ようやく活動も軌道に乗り始めています」
「当初は備品がなかったため、各自が家から持ち寄ったボールで練習を行い、SNSで活動を発信してメンバーを集めました。スポーツウエルネス学科の友人やサッカー仲間など多くの人々が協力してくれたおかげで、ようやく活動も軌道に乗り始めています」
最近の練習試合はチームのユニフォームで戦う
メンバーと共に念願のサッカーに打ち込んでいるいま、設立時から掲げる「チームを体育会にする」という目標が揺らぐことはない。
「チーム名の『DESAFIO』は、スペイン語で『挑戦』という意味。団体を立ち上げることが自分にとっては大きなチャレンジだったため、その気持ちを込めました。チーム全体としても、挑戦精神を持って高みを目指し続けたいです」
まずは関東大学女子サッカーリーグの2部昇格を目指して、阿部さんの挑戦は続く。
「チーム名の『DESAFIO』は、スペイン語で『挑戦』という意味。団体を立ち上げることが自分にとっては大きなチャレンジだったため、その気持ちを込めました。チーム全体としても、挑戦精神を持って高みを目指し続けたいです」
まずは関東大学女子サッカーリーグの2部昇格を目指して、阿部さんの挑戦は続く。
試合の様子
※本記事は季刊「立教」249号(2019年7月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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